ファゴットって作りが複雑だし、運指、リードの管理も何もかも難しいことだらけ!
先生に定期的に習える環境ならいいけれど、そうでない方にとっては難しいと感じることが多いと思います。
このページでは、
- ファゴットを初心者さん
- ファゴットについて知りたい人
に向けて、ファゴットの基礎的な知識を紹介します!
ファゴットの仕組み
ファゴットは、主に4つの管に別れています。 楽器によっては5つに分かれているものもあり、それを「5ピース」「ジェントルマン式」と呼びます。
ボーカルにダブルリードを指して音を出します。 リードによって音色を変化させたり、幅広い表現をつくることができます。
楽譜の読み方
<音域の楽譜>
ファゴットはC管(ツェー管)です。 主にヘ音記号、もしくはハ音記号の楽譜を演奏します。 吹奏楽部では低音域を担当することが多いですが、コンチェルト(協奏曲)などのソロ曲では高音域が必要な場合もあります。
最低限必要なもの
ファゴットを始めるなら、最低限以下の3つは揃えましょう。
- リード
- リードケース
- ストラップ
▶︎こちらの記事で、より詳しく解説しています。KW「ファゴット 必要なもの」
ファゴットの組み立て方
それでは早速楽器を組み立てていきましょう!
<動画>
組み立てる時の注意点はこちら
- テナージョイントがバスジョイントの差し込み口の丸みに沿うように
- ベルジョイントとバスジョイントをつなぐキイが当たらないように
- U字管を忘れないで
ファゴットの正しい構え方
<動画>
構える時の注意点はこちら
- まずは姿勢を作ってから楽器を体に合わせる
- 自然とリードが口に入るように高さを調整
体にストレスがかからないようにリラックスできているか?を意識しましょう。
音の出し方
音を出してみましょう!
「難しい」と言われるファゴットですが、案外音を出すのは簡単です。 根本まで水につけて、しっかりリードを湿らせましょう。
<動画>
下唇を少し中に丸めます。下顎がシワシワにならないようにチェック!
まずはリードだけで音を出してみよう
<動画>
下唇を少し中に丸めます。下顎がシワシワにならないようにチェック!
ボーカルに指して音を出してみよう
<動画>
ボーカルを握りすぎないように気をつけて。 いろんな高さの音が出せれば完璧!
▶︎ボーカルだけでの基礎練習も十分効果あり!初心者の方はやってみてね KW「ファゴット 初心者 基礎練習」
リードについて
ファゴットの音色を楽しむのに最も魅力的、かつ最も悩みの種となるリードについて解説していきます。
リードの購入方法
主に楽器店もしくはネットで購入することができます。
楽器店では試奏できるお店もありますが、近くに試奏できる店がない場合はネットで購入することになります。
最近はメルカリでも販売されているようですよ。
リードの選び方
楽器店に置いてあるリードは乾燥して開いた状態のものが多いです。 まずはしっかり水につけて湿らせてから試奏しましょう。
リードを選ぶ際のポイントはこちら。
- 力を入れすぎず楽に吹ける
- 高い音も低い音もバランスよく吹ける
- 吹き口がきれいな扇形になっている。
- アヒルみたいな音が出る
▶︎リードについてはこちらの記事で詳しく解説しています。KW「ファゴット リード」
お手入れの仕方
日々のお手入れ、毎日ではないけど定期的なお手入れ方法について紹介します。
日々のお手入れ
- ボーカル、テナージョイント、バスジョイントにスワブを通す
- リードを洗って、ある程度乾かす
ファゴットは管が多く面倒ですが、最低でもこれだけはやりましょう。
定期的なお手入れ方法
- キーオイルをさす
- グリスを塗る
- 季節によって管の差し込み口に糸をまく
ファゴットは季節によって管が抜けなくなったり、逆にスポスポ抜けやすくなったりします。 季節に合わせて糸を巻いて調節しましょう。
▶︎糸の巻き方、キーオイルの刺し方など詳しいお手入れ方法はこちらの記事で紹介しています。KW「ファゴット お手入れ」
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